オーストラリア ツアーガイド体験記

【5日目】メルボルンのガイド事情

今日は、ツアーガイドの仕事はなし。本当にメルボルンの冬は観光客が少ないのだ。今日も、ワーホリさんからツアーガイドをしたいと電話があったが、申し訳ないけど断った。今日はメルボルンのガイド事情について書こう!

 

僕がメルボルンに来た当初(約2年前)、初めてメルボルン空港にツアーガイドとして行くと、驚くべき光景が 僕の目の中に入ってきた。メルボルンに来る前は、ブリスベン、シドニーでガイドをしていたが、その時に 空港でガイドに会うと、殆どが20代から30代のガイドさん達だった。でも、メルボルンのガイドさんは 中高齢な方が多く、ワーキングホリデーで働いているガイドさんはいなかった。多分僕でも一番若いガイド の一人であっただろう。別にベテランのガイドさんが悪いと言っている訳ではないので思い違いをして 欲しくないのだが、正直ビックリしたのが本音だ。当時の僕の知識の中では、ガイドさんは若いっていう のが常識だと思っていたからだ。シドニーでもブリスベンでも、中高齢のガイドさんはいたが、メルボルン では殆どのガイドさんがそうなのである。

 

その後、2年間の間、うちの会社以外でワーキングホリデーのガイドは見たことがない。たまに某大手旅行 会社で空港でガイドさんの補助をするアシスタントガイドを見たことがあるが、それ以外は皆無である。 では、何故ワーキングホリデーのガイドがメルボルンにはいないのだろう?

 

その理由の第一としては、観光客のお客さんが非常に少ないからだ。お客さんの人数が少なければ、 既存のベテランガイドさんの人数で十分廻していけるのだ。では、何故観光客のお客さんが少ないのか? その理由の一つには日本からの直行便が無いからである。確かにカンタス22便が成田から運行されて いるが、シドニー経由でトータル12時間も掛かってしまう。それ以外にも理由はいくつかあるが、現状は 本当に観光客の数が少ないのである。それでは、何故ベテランガイドさんが多いのか?その理由として、 他の都市より、住み易いからだ。ケアンズやゴールドコーストに比べて、永住している人が多く、その中で ガイド業を仕事としている人が多いのである。

 

以上の理由で、メルボルンではワーキングホリデーの人がツアーガイドの仕事に就けないのである。 現実的に厳しい事を言えば、メルボルンでツアーガイドになれるのは不可能に近いのである。では、どう すればツアーガイドになれるのか?この答えは、残念ながら他の都市に行くしかないと言わなければ なりません。

 

ワーキングホリデービザの最大の問題点は3ヶ月しか同一雇用主の元で働けない事です。メルボルン の事を知らないワーキングホリデーの人に時間を掛けてトレーニングをしても、3ヶ月しか働いてもらえ ないのである。人に教えるというのは、本当に体力が必要なのだ。それを最低年4回行わなければ ならず、採用人数分のペーパーワークも増えるのである。このご時世、どこの旅行会社も厳しく、その ような余裕がないのである。今日はちょっと厳しいツアーガイド採用時の事を話しましたが、これは あくまでもメルボルンだけの話ですから、他の都市は事情が違います。

 

それでは明日のお客さんの年齢当てクイズです。

 

・女性2名 滞在ホテルスタンダードクラス

MayukoさんとMasamiさん(苗字は違うので他人同士)

 

僕の予想はこの時期に旅行するので、OLさんで一人の方の名前がMayukoさんなので、比較的若い人で Masamiさんが多分僕と同じくらいの年代だと思います。またホテルがスタンダードクラスなので、 推定年齢25歳から30歳のOL二人組みだと思いますが、皆さんはどうお思います?回答は明日! 楽しみに待っていて下さい。

【10月のお申込み状況と残席数】

今月お申込み頂いたお客様
9
今月の残り席
1名


2024年10月28日現在