オーストラリア・インフォメーションセンターからのお知らせ
オーストラリアでワクチン接種体験
●オーストラリアでワクチン接種体験●
こんにちは。AIC代表の草深です。
本日は6月16日にワクチン接種1回目を受けてきたので、その時の体験談をお知らせいたします。
日本と接種の流れはほぼ同じだと思いますが、お客様の中で入国拒否解除後、もしかしたらオーストラリア滞在中に
ワクチン接種を行うケースが出てくるかもしれないので、参考にして下さい。
まず、ワクチン接種を受けるか受けないかは、個人の判断によります。
ワクチン接種に懐疑的な人もいれば、接種したくてもアレルギーや持病によって
接種できない人もいますので、オーストラリアでも日本でも強制ではないことは理解して下さい。
さらに現時点では、オーストラリアでは入国拒否解除時期も検討されておらず、解除後にワクチン接種が
入国の条件になるかどうかも決定されていません。
ただ、EUではワクチン接種済みの外国人観光客の受入れは決まりましたし、日本政府も
ワクチンパスポートの発行をスタートする予定です。もしかしたらオーストラリアも
最初の入国拒否解除後の段階ではワクチン接種を条件にする可能性はあります。
ワクチン接種を条件に海外の国に入国することは、昔からルールとしてあり、コロナが初めてでは
ありません。私が6年前ブラジルに入国する場合は、日本で黄熱病のワクチンを接種が条件でした。
AICのスタッフに関しても、会社としてワクチン接種は強制しません。あくまでも個人の判断に任せます。
ただ、オーストラリア入国に関して、ワクチン接種が条件であれば、出張の際には接種をしなければ
ならないので、国の方針に従うというスタンスです。
今回私がワクチン接種を決断した理由は、入国拒否解除が出た時点で、日本への出張、オーストラリア国内で
出張に行きますので、私と会う人にコロナ感染のリスクを減らしたいという考えと、年齢も50歳且つ
持病もあり、重症化の確率が高いからです。それではワクチン接種の流れを説明します。
オーストラリアではワクチン接種は下記のサイトから予約ができます。
https://www.vaccinebookings.health.qld.gov.au/registerforvaccination/ (QLD州のサイト)
上記のサイトで、登録を行い、その後メールの返信がくるので、日時を決めます。
私の場合は50歳で本来はアストラゼネカワクチン接種でしたが、日本でアストラゼネカは承認されてないので
ファイザーワクチンが接種できないか、直接GP(かかりつけ医)に相談に行きました。
(昨日60歳以下はファイザーワクチン接種が薦められました)
医師から保険省に手紙を書いてもらい、ファイザーワクチンを受けることを許可してもらいました。
数日後、保険省から電話があり、接種日を何日か選択を与えられ日時と接種会場を決めました。
その数日後、レターとメールとSMSが届き、日時、場所、準備するもの、接種の流れのお知らせが届きました。
当日用意するものは、
予約確認表(紙でもSMSでも問題なし)
メディケアーカード(日本では健康保険証のようなもの)
持病がある場合、現在服用している薬の説明書
肩口に接種するので接種が受けやすい半袖シャツを着てくるように
アドバイスされていました。
当日の私の接種会場はブリスベンでも大病院のPA Hospitalでしたが、メインの病棟ではなく、
脇にそれた建物が接種会場でした。時間指定もあったので、それほど混んでなく、
受付でSMSで受け取った予約表を見せて、問診票関連の書類3ページと、接種記録カードを
受け取りました。
1ページ目は、過去に脳関連の血栓症があるとか、血小板の減少があるとかの質問です。
多分、ワクチン接種で血栓症の症例が少ないですが出ているからだと思います。
2ページ目は希望ワクチンの種類と自らの意思でワクチン接種をしているかの質問と、
もし英語に不安なら母国語通訳を希望するかでした。希望すれば通訳は10分程度で手配できるそうです。
私は希望しませんでしたが、一般的にオーストラリアは移民国家なので、医療通訳の依頼は簡単に
無料で行えます。多分電話での対応になると思います。
3ページ目は、本日の体温やワクチンを以前受けてないか、過去にコロナに感染してないか等の問診票です。
最後にワクチン接種記録カードに名前や生年月日を記入します。
以上を記入したあと、次の受付の列に並びます。
次の受付は本受付で、メディケアーカードの提出、ワクチン接種カードの記入確認、本人確認がありました。
その後、接種に向けての列に並びます。各個人ブースに分かれており、順番が来たら、接種医療者に呼ばれて
個室に入り、半袖になります。そこでも、再び本人確認、問診票の確認後、口頭で再度問診票の内容の質問
をされました。医療者からは、『今までコロナに感染してなかったのはラッキーだね!今からワクチン接種して
これからも感染に気をつけようね!』って明るく笑顔で言われました。こういったところが、オーストラリア的だなあ
って思いました。その後、接種完了して、ワクチン接種記録カードに記入・サインしてもらい、15分以上体の様子を
みるために、別の大きな講堂に移動しました。
講堂では先にワクチン接種をしている他の人々が座って待っており、15分が経過したら、前の方に行き、
受付があるので、2回目のワクチン接種の予約をとります。予約日は最初は医療従事者から提示されますが、
都合が悪ければ希望の日時をいう事ができ、その場で予約ができました。その日のうちにSMSとメールで
次回の日時の確認が届きました。次回の接種日は7月12日です。
会場到着から、約45分で接種は完了しました。接種の痛みですが、注射の瞬間はインフルエンザワクチン接種と同じ
感覚で、最初だけチクって感じです。副反応に関しては、その後数時間経過して、左肩周辺が筋肉痛のような痛みを
感じ始め、夜寝る前には肩から肘まで痛みを感じました。寝るときに左肩を下にすると痛みがあるので、下にならないように
寝て、24時間経過したくらいで、痛みは左肩周辺のみになりました。熱や倦怠感などは全くありませんでした。
接種後4日目の本日は全く痛みもなくなり、通常の体調に戻りました。
以上、副反応は個人差もあると思いますが、私の体験談を参考にして下さい。
有限会社 AIC JAPAN
代表取締役 社長 草深 俊一
AIC Support Pty ltd
Executive Director
Shunichi Kusafuka
2021年6月19日